MIZUNO レビュラ2 V2SL
シューフィッターから見る靴の評価
2018年から販売されているモデルですが改めて紹介させていただきます!
何故いま改めて紹介するのかというと。。。。
スピードを活かしたプレーをしたい選手&ホールド感を大事にしている選手には未だにオススメのトップに位置するからです!
足にタコが出来やすい、靴ずれ、捻挫癖 などなど
悩みを解決するにはもってこいです!
衝撃緩衝性 ★★★☆☆
軽さ ★★★★☆
安定性 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
フィット感 ★★★★★
衝撃緩衝性
特別なクッション材は入っていないので、評価は★3つとしていますが土で履いても硬さは感じません。
アウトソールの剛性が高く、カカトから小指の付け根は土台が補強されているので突上げ感が全くなく快適に履けます。
軽さ
片足225g(27cm)
これよりも軽いモデルは沢山ありますが十分軽量の部類です。
地面を蹴る感覚が鋭く重量以上に軽く感じさせてくれます。
基本的に機能を削れば靴は軽くなるなかでこれだけ機能があってこの重量はなかなかありませんよ!
安定性
安定性が抜群に良いです。
その要因は主に2点
①アウトソール
中心に点がある金色の部分と点のない黒い部分は硬さが異なっています。
- 金色のほうが硬く、カカト着地は地面にしっかり刺さります。相手に押されたり切り返しで踏ん張る小指の付け根もしっかり力を外方向に逃がさず、押し返してくれます。
- カカトから小指の付け根まで土台ごと補強されているので左右はもちろんどんな方向にも曲がりません。これが反り返ると蹴ったボールの威力は落ちますし、捻じれると着地が不安定で怪我の原因にもなります。
- ポイントの硬さと相まって外側に力が逃げていくのを抑えることが出来ます。
- さらにつま先にある小さいポイントは地面をしっかり掴んでくれる設計です。
そのおかげで一瞬のスピードを出したい場面などで真価を発揮出来ます。
②ベロの部分!
特徴的なカットのベロで土踏まず、小指の付け根、紐を通す部分の一番下の3角形です。
これは足の骨の甲の部分を効果的に抑えてくれます。
このようにカカトに近い四角い骨たちを支えしっかり噛み合わせを良くしてくれている状態です!
ここが歪むと踏ん張り切れなくなりますし、姿勢まで歪めてしまいます。
そんな大事な部分を伸縮性もあって無駄なくフィットする素材で作られています!
耐久性
- アウトソールの丈夫さはご想像通り!!
先日土で個人練習2時間位しても全く削れてなくて驚きました!
- そしてアッパーです。
カンガルー程柔らかくはないですが良く馴染むマイクロファイバーが必要以上に伸びないので長く良いフィット感で履けます!
アウトソールもアッパーも耐久性抜群なので部活にもたまにしか履かない社会人もみんなが気持ち良く履けます!
フィット感
アッパーのマイクロファイバーはCTフレームで補強されています。
このフィット感がとてもいいんです!
一言でいえば低反発スポンジです。
- 外側は薄く裏地に伸び止めをつけることでフィット感は柔らかくてもサポートします。
- 内側は厚めに広範囲につけてボールを止めやすくなっています。
- 甲の部分も屈曲の邪魔になる部分は配置しないように網目状になっています。走っていてもゴワツキを感じません。
- ドリブル時はマイクロファイバーの感覚より柔らかく感じさせてくれるので、革のスパイクのようにタッチできます。
まとめ
数年前のミドルランクモデルですがコスパが良いです!!
カンガルーのトップモデルよりもアウトソールとアッパーのサポート性も安定感も高く、耐久性も高い。
足の後ろ側、カカトから指の付け根までをしっかり支えてくれるので怪我の予防にもバッチリ。支えてくれているから足がずれないのでタコや靴ずれも無くしてくれます!
人工芝も土も天然芝もいけるので持ってたら間違いなしです!!
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