走るのが速くなりたいなら「歩き方」を変えろ!
「あなたは足速くなりたいですか?」
「あなたは動きを速くしたいですか?」
「様々なスポーツの大会、また体育の授業での身体測定で結果残したくありませんか?」
私は常に足が速くなりたいと思っていました。また、俊敏性もつけたいと思っていました。
歩き方について勉強してから、私は面白いことに気づいたのです。
私は「小学生の頃から知っておけば、、、、、」といつも思います。
実は、「走る動作」や「腕を使う動作」等は、すべてにおいて「歩く動作の応用」なのです。
このことがわかるとあなたはまず「歩き方」を改善しようと思うでしょう。
「歩く」と「走る」は、何が違う?
「歩くと走るは何が違いますか?」と言われてあなたは答えられますか?
多くの人が、「歩くとは?」「走るとは?」の定義について考えたことがないと思います。
「歩く」の定義は、どちらかの足が必ず地面についていることをいいます。
「走る」は、両足が地面についていない瞬間があるときにいいます。
※大切なことではないですが、覚え解くとこれから話す内容が理解しやすいかと思います。
「歩く」と「走る」はどちらが難しい?
「歩く」と「走る」どちらが難しいですか?
皆さんはイメージ的に「走る」方が難しいと思うかと思います。
これは間違えなく正解です。
「歩行」は生後すぐにできることではありませんが、乳幼児期には学習しています。
「走行」は3歳半から4歳頃に歩容は安定し、そこから学習し始めるのです。
よって、「歩く」という動作は「走る」という動作の基本なのです。
「もし歩き方に癖があるならば、走り方はどのようになるでしょうか?」
走り方にも癖がでてくるのではないでしょうか?
よくスポーツで「体の使い方が上手い」とか聞いたことはないでしょうか?
その方たちはどのような歩き方をしているでしょうか?
あなたは歩く時にどのように歩いているでしょうか?
全身を使って歩いていますか?足だけを使って歩いていませんか?腕を振っていますか?
おそらく多くの方が「歩き方」について意識したことはないと思います。
日ごろ意識することで、あなたの動き方はだいぶ変わります。
意識することによって、同じトレーニングを行ったとしても成果は変わってくると思います。
それと同じです。
今から、歩行時に何を意識するべきなのかをお伝えしたいと思います。
「理想的な歩き方」とは?
理想的な歩行動作は
「踵で着地し、足の外側を使って体重移動をし、最後に母指球と親指で地面を蹴る」
ことが望ましいです。
これは、土踏まず部分にある足底アーチを保護すると同時に身体に及ぶ筋的なストレスとロス動作を防ぐことができるからです。
この動作に近づけるように意識することがとても大切です。
私が中学生の頃思春期という時期だったせいか、「強そうな歩き方」に憧れをもっていて蟹股であることを意識したことがありました。
今でも蟹股で歩く人々をよく見かけますが、このような歩き方では「蹴り出すことはできません。肩を揺らしはじめます。背中は後傾姿勢です。」
このような状態になってしまうのです。
私の失敗談を皆さんは経験しないでください。
歩くときに意識をすること
「全身をつかって歩くこと」が最も大切なことです。
この歩き方ができると、楽に歩くことができます。
全身をつかって歩くためのポイントをまとめました。
ポイント
- 顔は正面を向くこと
- 手をふること
- 骨盤を動かすこと
- 膝は伸ばして歩くこと
- 足の指先が真っすぐに向いているか
動画をとって、自分の歩き方を分析することも面白いと思います。
この5つのなかで最も意識しなければいけない部分は3番の骨盤を動かすことです。
モデルのように動かすことではないので、間違えないようにしましょう。
骨盤の動かし方は、前に振り出す脚を骨盤から前に出して移動するイメージです。
その理由は、重心をずらさないためです。重心がぶれることによって、余計な体力を失います。
重心を一緒に前に動かすつもりで、骨盤と一緒に上半身も移動させましょう。
この3番の動きができると、あとの4つは自然にできるようになります。
※既に体が硬くなってしまっていて、膝を伸ばすことができない方や指先が内側に向いている方・外に向いている方は多いと思います。股関節の硬さや他の筋肉が硬くなっていて伸びない状態なので、ストレッチすることが重要です。
歩くことは簡単だと思っているかもしれませんが、難しいので実際にチャレンジしてみてください。
私がおすすめする「歩行の見本」は、競歩の選手達です。是非、参考にしてください。
最後に
今回の内容を理解していただけたでしょうか?
この歩くという動作は、自分の運動能力を高めるために改善しなければいけないことです。
このような知識を得て、皆さんの意識が変わることが私の望みです。
スポーツ業界で活躍する人々が増え、また皆が怪我をしない身体をつくること、そしていつまでも健康で100年まで歩いていただければ嬉しいです!!