ウェーブシャドウ4
シューフィッターから見る靴の評価
以前紹介したウェーブシャドウ3の新型モデルです!
最大の特徴はMIZUNO ENERZY!!!!
今回は実際に履いてみたレビューも少し交えて紹介します!
ユニセックスカラー
メンズ
レディース
メンズワイド
レディースワイド
Amazon (性別関係なく同一リンクでの販売)
ワイド
フィット感 ★★★★★
衝撃緩衝性 ★★★★★
反発性 ★★★☆☆
安定性 ★★★★☆
軽さ ★★★★☆
フィット感
ワンピース構造のアッパーのフィット感がとても高いです!
これに関しては想定以上でした!
レギュラー幅でもメーカーは2E表記ですが実際は3Eくらいなら対応できます。
ワイドは4Eくらいの幅感でした!
ただのメッシュ素材では無く凸凹に編まれたアッパーはどんな動きのなかでもフィットします。
ただ柔らかいだけでなく適度な厚みがあり補正力も強いです。
ステップのトレーニングなんかでも使用しましたがランニングシューズなのに横ずれがほぼ発生しないのは驚きました!
ベロをガゼット構造にした効果を感じます!
サイドから甲まですき間なくフィットしているのを感じられると思います!
ヒールカウンターも大きくはないのに硬さもありカカトの形にフィットするようになっていて安心です。
ヒールカウンターの表面のクッションも厚めなのでよほどのクセが無い限り気にせず履けます!
衝撃緩衝性
箱根駅伝以降話題のMIZUNO ENERZYという新素材がミッドソール下部に搭載されています!!
この素材は今シーズンから本格展開です!
従来の素材に比べ柔軟性が17%、エネルギーリターンが15%アップしているんです!
より柔らかく反発してくれる素材です!
そのおかげでスピードモデルなのにセーフティタイプのようなクッション性を感じます。
実際1時間程度走っても衝撃や路面の凹凸を感じることがありませんでした!
反発性
エネルギーリターンが15%アップ、というのは正直そこまで感じませんでした。
3にはあったWAVEのプレートが無くなった分衝撃を吸収してくれているのをダイレクトに感じられるようにはなりましたがWAVEプレートがある時の特徴の反発がすこし弱まっているように感じます。
原因は、プレートがあると力が反発する方向がプレートの形によって定まるので無駄のない反発を感じますが、このモデルでは「ボワンッ」と方向が定まらない反発になっているからだと感じています。
そのため私自身の走力と走り方の問題もありますが思ったよりスピードが出ないな、タイムが出ないな、というのが正直な感想です。
特に昨今の反発力ブームのようなランニングシューズのブームからは少し離れたシューズなので違和感を感じる方は多いかもしれません。
安定性
WAVEのプレートは無くなりましたがWAVEのテクノロジーが搭載されていないわけではありません。
フォームウエーブを中足部に搭載しています。
中足部外側から前足部内側にかけて2層の異なる硬さのミッドソール材を波形状に重ねることで、ミッドフットランニングで感じやすい安定性のデメリットを解消しています。
一般的には安定感を出す素材や仕組みはカカトに搭載されていますが、このモデルはミッドフット専用なので中足部下に搭載されています。
軽さ
重量は約260g(27.0cm片方)
これは3の時と同じ数値です。
一般的にクッション性、安定性を良くするためには重量を出すしかないというのが常識です。
ですがそのどちらも妥協することなくこの数値というのは実質軽量化です!
まとめ
ミッドフットランニング専用モデルの特徴はそのままに新素材で柔らかい履き心地になった今回のウェーブシャドウ4。
3の時のようなガッチリ感や反発感はないものの新素材MIZUNO ENERZYのおかげで足へのストレスやダメージを軽減できるようになっています!
3と4はまったく別物なので用途もわけて使うのがおすすめ
- 3はスピードを上げやすいけど薄い接地感なのでレース
- 4はスピードこそ上げにくいけど足には良いのでトレーニングに
3はスピードを上げやすいけど薄い接地感なのでレース、4はスピードこそ上げにくいけど足には良いのでトレーニングに。
ランニングをはじめて少し軽いシューズで無理なく走りたい方やランニング歴の長い方のトレーニングやリカバリーにおすすめです!
サッカーや野球、長距離以外の種目の陸上選手のトレーニングにもおすすめ!
ステップワークのトレーニングなんかにもピッタリです!
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