バネインソール　アスリートグリップ７

シューフィッターから見るインソールの評価

バネのインソールシリーズは、価格がリーズナブルで用途ごとに揃っています。

機能性を持つ中敷きの良さを体験してみたい方は、まずバネのインソールを試してはいかがでしょうか。

今回はタイトな設計になっている、サッカーや野球、ラグビーシューズなどに使用して頂きたいインソールを紹介します。

スポーツシューズのインソールを変えるだけで、靴の機能性・足の機能が働きだすことを感じると思います。その結果、怪我の予防やパフォーマンス向上に繋がるのでかなりお勧めです！

バネインソール　アスリートグリップ７

※こちらは特許を取得しているほどの高機能な製品になっています。

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衝撃緩衝性　　　★★★★☆

軽さ　　　　　　★★★☆☆

矯正度合い　　　★★★☆☆

耐久性　　　　　★★★★☆

価格　　　　　　★★★★★

衝撃緩衝機能

ベース素材が「EVA（エチレンー酢酸ビニル共重合樹脂）」を使用しています。

この素材の特徴は、軽量で柔軟性と弾力性があります。また、耐久性があり切れにくい性質を持っています。

この素材が、つま先部分で約2.0ｍｍ（サイズにより厚みの前後差が異なる）の厚みです。

サッカーシューズなどのインソールはほとんどこの程度の厚みなので、問題ないと思います。心配な方は、持っている中敷きがどの程度の厚みかを確認することをおススメします。

また、表面素材は「ポリマイクロスェード」を使用しています。

なめらかな極上の肌さわりで、ポリエステルを使用しています。

スェード加工することによって、足が靴の中で動くことを抑えています。グリップ力が効いているので指に力が入りやすく、動き出しやジャンプがしやすくなります。

軽さ

重量は、Mサイズ片足平均約55グラム（サイズによって重量は異なります）

この数字は、重いとは決して感じることがない重量なので気にしなく良いと思います！

前回紹介をした、バネインソール　バランスフィットの重量が片足平均約48グラムでした。
バランスフィットのインソールと比べると、今回紹介しているアスリートグリップ７の方が厚さは薄いです。
しかし、アスリートグリップ７の方が7グラム重いのです！
素材も表面に使用している素材以外は同じものを使用しています。
なぜ重くなったのでしょうか？普通に考えると、軽くなるはずではないですか？
答えは、厚さを薄くしても矯正力を低下させない設計にしているからです。
詳しく説明します。

矯正度合い

足を支えるためには、矯正する力が必要です。この機能性がないと、中敷きを変える意味がありません。

スポーツシューズに使用するためには、薄くしても矯正度合いを低下させない設計にしなければいけませんでした。

この条件をクリアしたのが、アスリートグリップ7です。

バネインソール　バランスフィットと比べると、インソールの厚さ・高さを70％にしています。

そして矯正力を高めるために、素材の密度を高くしました。密度を高くしたことによって、形が今までよりスリムでも足を支える力があります。また空間が少ない分、見た目はスリムでも重くなったのです。

矯正力が強すぎるのではないか心配している方がいるかもしれませんが「強制力が強い」ということはないです。

全てのバネのインソール自体が矯正力を強くしているものではないので、いつもより支えがあって安心感と軽量感があるようなモノです。

他の中敷きはさらに矯正力があるようなものがあります。それと比べると硬くはありません。

バネのインソールが良いところは、全ての方におススメができるということです。

※矯正力が強いと、筋肉や腱に負荷を与え刺激に変えるリスクがあるのです。

私は多くのスポーツ選手に中敷きを作成してきましたが、スポーツシューズに矯正力が強い中敷きを使用することは難しいと思います。
姿勢を矯正し足や体に負担をかけないことはできるが、いつもとは異なる感覚があるのでプレーに支障が出ることがあると考えています。
私は徐々に矯正度合いを強くするか、矯正力が強いインソールは普段履きのみに使用するなどが良いと思います。
※もしスポーツシューズに矯正力が強いインソールを使用するのであれば、必ずオーダーのモノにしましょう。