柔らかい方が良いけど柔らかすぎるといけない場所

複雑な言い回しだけど重要なポイントです!!!

何の目的のために靴を履くのかによって必要性が大きく異なってきます。

ランニングとウォーキングでも必要な柔らかさは変わります。

ウォーキングとスニーカーも違います。

柔らかいといけない場所

③ミッドソール

ミッドソールは靴底の踵からつま先までのクッション部分です!

あれ?
柔らかいモノの方が楽だと思うがなぁ

実は違います!
多くの方が勘違いしている部分なのでこれから詳しく説明します。

✖世の中の靴屋のスタッフは、ミッドソールを柔らかい方が良いと提案していることが多いです

店頭で「ふんわり」「ふかふか」などの言葉をよく聞くことで、一般的に柔らかければ柔らかいだけ良いと思われています。皆さんは、どう思っていましたか?🙄

実際は、この部分が柔らかすぎると足において悪影響が出るのです💦

なぜ柔らかすぎるミッドソールは良くないのか

忘れてはいけないことは、足には元々衝撃吸収機能が備わっていることです。

そしてミッドソールは、足が地面に着く際にクッションが潰れて衝撃を吸収します。

この2つのクッションがグッと潰れて衝撃を吸収します。しかし、潰れたら形も歪み不安定になります。潰れれば元に戻りますが、グッと潰れる度合いが強くなれば元に戻るまで時間がかかるのです。

ミッドソールのクッションが柔らかくなるほど、潰れたクッションが元に戻るまでの時間がかかり足に負担がかかります。

不安定な状態を補うために足が必要以上に踏ん張る

特に踵のミッドソール部分が柔らかすぎると不安定になります。

走っているときは片足しか地面に接していません。

「ドンッ」と足をついたときにグニャっと潰れれば足はつグラつきます。

そうなると足首への負担はかかり、また地面を蹴るときに力がうまく伝わらず力のロスが発生します。

もしもソールが柔らかすぎて不安定になる状態がイメージしにくいのであれば、砂漠や大雪で積もっている状態をイメージしてみてください。下はものすごく柔らかい状態だと思います。

その道を歩くのと、コンクリートの上を歩くのだとどちらの方が歩きやすいでしょうか?コンクリートの道の方が歩きやすくないでしょうか?

この質問は、「ソールが柔らかい素材と硬い素材のどちらが歩きやすいですか?」という内容と同じなのです。

なぜ歩きやすいかの答えは皆さんが思っている通り、ある程度硬い方が安定しやすいからです!

最後に重要なポイント

人間の体は全体を使って、バランスを崩さずに衝撃を吸収するようにつくられています。その機能を使わずに靴のみで衝撃を吸収するという考え方は間違っているのです。

忘れてはいけないことは、靴は足のサポート役として履くものなのでメインになってはいけません。

ミッドソールは足のサポートとして柔らかくても良いですが、足の衝撃吸収する機能が低下するほど柔らかすぎてはいけない部分なのです。

基本的にはEVAというスポンジ素材が使われることが多い部分です。

このスポンジにどれだけ空気が含まれているかで重量や柔らかさも決まってきます。

安価なものほどただのスポンジなのですぐにヘタってしまいます。潰れると、柔らかいのにクッション性も無いという良いこと無しになってしまいます。

このミッドソール自体は構造上無い靴や見えない靴も多いですが

ランニングシューズではミッドソール部分が命と言われているほどメーカーが力をいれている場所です。

用途によって硬さや大きさは異なるので靴を紹介する際に説明していきます!

靴選びに困っている方は、直接ご連絡ください🥰

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